ネガティブな意味のアドバイスカードが出たらどう読むか
タロットの勉強をするようになって、どうもモヤモヤしていることに
「逆位置のアドバイスカードの読み方」があります。
逆位置になると、ネガティブな意味になるカードが多いのですが、
本によって「そうならないようにしましょう」と読む本と、
ネガティブな意味そのまま「そうなるぐらいでいい」と読む本があります。
例えば、「皇帝」の逆位置のアドバイスカードの場合、
Aの本では「傲慢にならないように気を付けて」とあり、
Bの本では「傲慢になるぐらい強気で」
というふうにです。
また、「女教皇」の逆位置のアドバイスカードの場合
Aの本では「批判的になりすぎないで」とり、
Bの本では「批判的で冷たいぐらいがよい」
と書いてありました。
もちろん、質問者の状況やスプレッドの他のカードにもよりけりなんでしょうが
どっちなんだろう…とモヤモヤし続けていました。
書籍であれば、
LUA先生やかげした真由子先生は「そうならないようにしよう」派、
藤森緑先生は「そうなるぐらいでいい」というふうに解釈されています。
占いの結果が望ましいものではなかったばあい、アドバイスカードはその結果を打破するためのすごくすごく重要なカードだと思います。
しかし逆位置のアドバイスカードを読み間違うと、同じカードでも真逆のアドバイスになってしまうので、とても恐ろしいと思いました。
そしてその恐れから、アドバイスカードを展開するのも嫌になってしまっていました。
事前に読み方のルールを決めておく
私はタロットの勉強をしている途中にこの疑問にぶつかりました。
この疑問が解決できないことには学習を進めることができないと思い、ココナラで実際に占いを専業とされている方に上記の質問をさせていただきました。
そして、原則的にはAの「こうならないようにしよう」という解答だと教えていただきました。
その後、かげした真由子先生の有料講座で、
「事前にどう読むか決めておくべし」というふうに言われていたので、
結論としては「逆位置が出たときにそのままストレートに読むか、そうならないように読むか」決めておく、ということが必要になるということになります。
上記のことは私が今まで読んだ本の中にはどこにも書いていなかったんですが、皆さんどうやって解決されて来たんでしょう?(^^;
逆位置のアドバイスカードを肯定的に読むか、否定的に読むか、どちらが良くてどちらが悪い、というわけではありません。
しかし、実占を重ねるうちに、「現状を打破したい」とか「困難に立ち向かいたい」というバイタリティが残っている方には「〇〇にならないように」というチャレンジを促すように読み方で、
心が弱っていてつらい、もう何も考えなくない、という方には「〇〇なぐらいでいいんだよ」と逆位置のネガティブな意味をダメとは言わない読み方の方が、優しいのかなと思うようになりました。
タロットはある程度のキーワードは決まっているものの、結局はインスピレーションと併用して読み方に正式なルールはないものなので、何が正解なのかよくわからなくなることがあります。
そこを、事前に「どう読むか」決めておくことで、自分で文法を決める、ということです。
「自由」と言われると逆に不安になるもので、オラクルカードにはない難しさがあるように思います。
そこが「面白い」といえば面白いのですが‥
※この記事は、2020年6月に書いたものを加筆修正したものです。
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